史跡紹介 がんばれ英雲壮

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Nikon FM3A

僕の地元に白壁に囲まれ、立派な門は堅く閉ざされ

古びた屋根だけが見える謎の建物がありました

3年くらい前かな

たまたまつけたテレビでローカルニュースをやってて

こちらの建物が『15年に及ぶ修復作業を終えて今日から一般公開』とやってました

ちょっと行ってみようかなと思いつつ月日は流れ去年の6月の小雨が降る日

モノクロフィルムで撮り始めた僕は練習がてら行ってみました

和風をモノクロなら失敗せんやろって


前回出したモノクロ写真がありがたい事に興味を持たれた方がいたようなので
紹介記事なんぞやってみようと思い立ちました

moreへ続きます
長いですよ
そしてくだらないですよ
興味持たれた方、その中でもお時間に余裕のある方のみ是非どうぞー







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おぉ、玄関からすでに心躍りますね。
こちらの建物、英雲壮と言って長州藩の公館だったようです。

日本海側の萩にあった長州藩からは山陰という土地柄交通が不便だったようです。
江戸や京都に行くには一度南下し瀬戸内の山陽へ行かなければならなかったのです。

萩からまっすぐに南下した地がここ英雲壮がある防府だったと。
そしてここから陸路や海路で江戸や京都へと旅立っていたと。

萩から防府までの道を萩往還と言い今も山中には当時の石畳の道が残ってます。
まぁ僕は行ったことないのでよく知りませんけどね。

しかし日本海側から瀬戸内側まで来るのは大変だったでしょうね。

「最悪なんだけどー。参勤交代のお供に選ばれちゃったんだけどー」
「マジでー?大変じゃん」

という会話がもしかしたら当時あったのかもしれません。

「防府あたりで宿泊施設とか作って欲しくない?」
「分かるー、疲れ取ってから行きたいよねー」
「殿に言っちゃう!?頼んじゃう!?」
「じゃお前が言えよー」
「えー、お前がー」
「お前がー」

というやり取りがあったかどうかは知りません。

「いきなり殿に言うのはあれだから家老辺りでワンクッション置いとくー?」
「あ~、家老にだったら言えるかもー」

というやり取りがあった可能性もゼロではないかもしれません。

「よーし、殿ふんぱつしてすんごいの作っちゃうぞ~」

となったかどうかは分かりませんが1654年、ここに藩の宿泊施設でもあり迎賓館でもある英雲壮を作ったと。

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受付で入場料300円というもう100円くらい安くなって欲しい微妙な料金を払います。

受付の方が「よろしかったらガイドいたしましょうか?」と聞いてくれましたが僕は写真撮りに来てますからね。
「いやいいです」ときっぱり断ったところとても悲しそうな顔をされたので心が痛みました。

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一緒に行った恋人から
「あの人かわいそうやったやん」と言われたのでおそらく恋人も心を痛めたのでしょう。

山口県民はおろか地元の防府市民にすらどこまで認知されてるのか甚だ不明の英雲壮。
もしかしたらあまりお客さんは来ないのかもしれないですね。

そこそこ長居したのですが僕ら以外は客は誰もいませんでした。
貸切状態。

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いやぁすごいですねここ。
時代と共に増改築したり藩の財政が悪くなり規模を縮小したりと紆余曲折があったようです。
太平洋戦争後は進駐軍に畳を外されダンスホールにされて床をめちゃくちゃにされたりと散々な目にもあったようです。

全国どこでもそうなのでしょうが昔の建物が当時のまま現存してたら
一大観光地として名を馳せてる地がたくさんあったのでしょうね。

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存在すら知られてない可能性が高い英雲壮ですがネットで検索したところ
京都から逃れて来た三条実美ら7卿が滞在し高杉晋作ら幕末の志士達が集ったらしく
幕末好きの方達からは認知されてるようですね。

僕この辺の歴史よく知らないですけど。

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そろそろ二階に行ってみましょうか。

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襖がいちいちしゃれてるんですよねここ。

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今は住宅街が見渡せるだけですが当時はすぐそばが海だったようです。

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写真には撮ってないですがじっくり見ないと気づかないところまで細部に拘りを感じます。

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そろそろ帰ろうかと受付の前を「どーもー」ゆーて去ろうとしたら
いかがでしたか?と聞かれたので、いやぁおもしろかったですよ~と言ったところ
修復工事は明治・大正時代を再現したのですが江戸時代を復元してる場所もあるんですよ~と。

あれ?俺さっきガイド要らねぇつったよね?と思いましたが
先ほどの悲しそうな顔が浮かんでそこは大人の対応。黙って聞いときました。

修復作業に何年もかかりましたが実際は当時の文献を集めて
資料集めに時間がかかったんですよとも言ってました。
受付の人、喋る喋る。
ほんとに暇なんだなと僕は思いました。

襖がいいですよね、デザインって言うかと言ったところ
襖を剥がしてみたら貼り重ねられた当時の襖紙が残ってたので再現したんですよ~
昔の襖なのにおしゃれですよね~とむちゃくちゃ嬉しそうな顔で言ってました。
最初にガイドを断って悲しませたけどこれでチャラだなと僕は思いました。

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しかしこれだけ立派な史跡に幕末のくだりもからんでるのに客がいないってもったいないですね。
宣伝が足りないのかな。
見学ぐらいしか使い道がない運営方法に問題があるのかな。
謎ですね。

お庭が残念な事になっててすみませんとも言ってましたが
確かに庭は工事中なのか梅雨時だからかブルーシートで覆われてたんですよね。

なにやら文献によると庭には池ではなく川が流れてたそうです。
遠くの川からわざわざ引き寄せて庭に川を通していたと。
発掘調査したところほんとに水路の跡が見つかったようです。

庭が完全に再現されるには3~4年はかかるでしょうねと。
そんなにかかるんですねーと。
発掘調査しながらだとどうしても時間がかかってしまいますと。
なので3~4年後にまたいらしてくださいと無邪気にいう受付の人に客がいない謎が解けました。

もっと営業努力せえよ英雲壮。
がんばれよ英雲壮。
みんなも行ってあげてね英雲壮。
出来ればガイドも頼んであげてね。

はい、こんなくだらない長文書くならさっさと京都・名古屋の写真出せよって感じですね。
ほんとそう。僕もそう思う。

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では。

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Comment

mai | URL | 2014.05.29 10:41
英雲荘、めちゃ近所だ。
大きい道路に面して、確か白壁だったような・・・
あの道路、大きいくせして、全然車通らん・・・

いやいや、あそこがそんな歴史ある所だったとは。
モノクロで、雰囲気UPですね。
相変わらず彼女さん、良いモデルっぷり♪

あの近くに公園があるんですけど、まだSL置いてありました?
kana | URL | 2014.05.29 20:52 | Edit
私もここ、去年の5月に行きました^^
この頃っておでかけはサブブログにひっそり書いてました。今は、メインでごちゃまぜ(;^。^A アセアセ…
http://photophoto.doorblog.jp/archives/2013-05-22.html
意外と見応えありますよね。
時間が足りなくて、今度また来ます、とか言って、1年経ってるな(笑)

はなれの茶室は行かれませんでした?
案内までは言われなかったのですが、自然に途中からおじさんが現れて、連れて行ってもらいました。
閉館間際にきて、案内までしてもらってはと、申し訳なく思ってましたが、案内への意欲がすごくあったんですね(笑)
atushi | URL | 2014.05.29 21:42
>maiさん

maiさん、英雲壮の近所だったんですね~。
やはりご近所さんでもあまり知らないようですね(笑)
無駄に大きいあの道路、朝の通勤時でも車が少ないので
通勤路として使ってる僕はおかげで朝はゆっくり出来てます♪

恋人には座る位置と正座、向きを指定しましたが
姿勢の良さにファインダー覗きながら笑っちゃいました♪

あぁ!SLありましたよねあそこ!
あれ?いつだろ?いつの間にか無くなってましたね。
atushi | URL | 2014.05.29 22:12
>kanaさん

kanaさんもここに!しかもほぼ同時期に!!
僕もここ行こう行こうでついつい・・・でしたね~。
期待してなかった分なかなかおもしろかったですね。

kanaさんサブブログも!
なるほど~。kanaさんが撮ると『そこをそう撮るか~』ですね。
同じ場所の写真を見比べるのは刺激になるしなによりおもしろいですね♪
雨が降ってたのではなれの茶室は行ってないのですがkanaさんの写真を見ると
行っとけば良かったですね。。。

僕の時は女性の方だったのですが3~4年後にまた…ってそんなんでいいの??と感じましたが
職員さんがぐいぐい来るのがここのサービスだったのかもしれないですね(笑)
そして僕も去年行ったきりです(笑)
Aqua | URL | 2014.05.30 19:50 | Edit
ガイドさん、よかったですね(笑)
悲しそうな顔も、見てみたかったです~^^
ココ、いいですね~♪とても素敵な場所♪
その中に自然に溶け込んでいる彼女さんは
さすがですね~(*^^*)
写真、どれも最高!!
atushi | URL | 2014.05.31 18:55
>Aquaさん

悲しそうな顔はですね、『あぁ…』って感じの顔でしたよ(笑)
立派な史跡だと思うんですけど長らくほったらかしにされてたせいか
地元でもほとんどの人が知らないと思うんですよね。

なので写真撮り放題!長居し放題!
ゆっくり出来ておもしろかったですよ~♪
azukiyarou | URL | 2014.05.31 23:22
この史跡、初めて聞きました。
atushiさんの写真と紹介を見ているとちょっと行きたくなっています。
でも自分がいったとしても、やっぱりガイドはいらないかも‥(笑)。
防府は見所がかなりあるのになんだか宣伝をあまりしていない印象がありますね~。

金魚(?)の写真いいですね~!最後の彼女さんの写真、後ろの文字が説法のように感じられてこれもまたいいです(^^)。
atushi | URL | 2014.06.01 22:14
>azukiyarouさん

僕はいつの頃からか勝手に古寺かなんかだと思ってました。
たまたまテレビで見てなかったら知らないままだったかと(笑)
県外や二度と行けない場所ならガイドも良いかなと思えますが
近場ならいらないですよね~。
防府も歴史は古いはずなんですけどね~。萩や山口が羨ましいとこあります。。

金魚はボツか有りかギリギリのラインでした(笑)
kozoh55 | URL | 2014.06.03 23:00
いやー2回に分けてよませてもらいました。
会社で昼休みに読んでいたら
タイムオーバーですわ、
おばんです、atushiさん。
七卿落ちした時、逗留した場所?
すごいものがこうして残されていて
誰も来なかったりするのですね。
世田谷の松蔭神社はけっこう繁盛していました。
まあ、それはそれですね。
私的には行ってみたい場所のひとつになりました。
川がそそがれていたなんて、ダイナミックです。
彼女さんも今回は重厚で、よし、なんですね。
またお邪魔します。
atushi | URL | 2014.06.04 00:32
>kozoh55さん

無駄に長いしくだらないですよね。
おばんです、kozoh55さん。
今回はいつもいい感じに商店街等をを紹介されてるkozoh55さんを
真似してやってみたのですが僕には無理でした(笑)
長すぎず、それでいて伝えたい事を伝えるって難しいですね。。
長い間放置されてたので立派な感じだけどなんだか分からない建物なのかもしれないですね。

世田谷の松蔭神社には山口県民としては行っとかないといけないですね。
萩市の松蔭神社には松下村塾がそのまま残っててオススメです。
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2018.1.1 結婚

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